「へそ展」日記

ひとつの展覧会の裏側には、展覧会を訪れただけでは見えない、さまざまなプロセスと試行錯誤があります。「へそ展」日記は、「へそまがり日本美術ー禅画からヘタウマまで」展、略して「へそ展」に関わるスタッフが、折々に皆さんにお伝えしたいことを発信するブログです。


ポスチラって大変、2021。

この夏、札幌で開催されます「へそまがり日本美術」展、ポスターとチラシが出来ました!

 

本展の広報として、初めに取り掛かかったものが、ポスターとチラシ、略してポスチラの作成です。それは、これから多くの方々に知ってもらうための、美術展の「顔」を決めるようなもの。

 

インパクトがあり面白さをじわじわ感じさせる、2019年に府中市美術館で作成したチラシのデザイン(当時の奮闘記はこちら)を受け継ぎつつ、札幌バージョンとして、黄色を基調に再構成していただきました。

ポスターの前を通りがかった人がふと立ち止まる、数多あるチラシの中から誰かが思わず手にとってくれる、そんな場面を想像すると、細かな文字校正にも力が入ります。

色校正(試し刷りを行い、印刷物の色味を確認・調整する作業)も念入りに。

掲載される作品の画像が、実物の色味と近づくよう、作品に詳しい・金子学芸員(府中市美術館)にも確認をしていただきました。 「Mややマイナス」(=赤味を減らす)、「もっと白く」(=鶴の羽毛を明るく)など、コメントをいただいて修正を重ねます。

上の図は初校、下の図は最終校。だいぶ印象が違いませんか?

 

また、今回は特色と呼ばれる「銀色」をポスターとチラシの表面に使用。こちらも、銀の輝きを求めて、再々校まで行いました。

左→右にかけて、銀が濃くなってゆきます(採用されたのは右下)。

学芸員の皆さん、デザイナーさん、印刷会社さん・・・皆さんの力を集結し、無事、納品です!(感動!)

いかがでしょうか。

 

ポスターは市内各所に貼り出される予定で、チラシは、道立近代美術館などに配架されます。チラシは内容が充実しており、作品を見るのが楽しみに感じます。ぜひお手にとっていただけると嬉しいです。

(へそまがり展事務局)

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